岡山県真庭市蒜山
Road Map :R482の蒜山下和地区から津黒高原スキー場の上部へ続く林道に入る。
Route Map:林道沿いに中央登山口、更に進むと東登山口がある。
『岡山100山』 大展望の山であったが、黄砂が酷く大山が薄っすらとしか見えなかった。
ウィキペディアから
津黒山(つぐろせん、つぐろやま)は、岡山県と鳥取県の県境をなす山である。
山と溪谷社による中国百名山の一つ。 二等三角点のある山頂は岡山県側(真庭市)にある。
山域は岡山県の湯原奥津県立自然公園に指定されている。 岡山県側にある津黒高原スキー場から広域基幹林道美作北2号線を数百m上った付近に駐車場を備えた登山口がある。
鳥取県側からは鳥取県道283号で三朝町大谷から大谷峠を越えて同林道へ至る。
登山口から約1時間で緩やかな草原をなす開けた山頂に出る。
津黒山
岡山県には魅力的な山は少ないので、冬の間にぼちぼち登っている程度であったが、標高千mを超す山は林道の積雪で行けなくなるので、冬以外の季節に登っておく必要があった。今日は山乗渓谷の散策の序でに来ただけであるが、楽チンな山だった。
今日の岡山県散策
津黒山 → 山乗渓谷 → 竜頭の滝
〔034〕津黒山 (1,118m)
今日は津黒山が一番の目的では無く、山乗渓谷を散策するに当たり、山乗渓谷に陽が当たるであろうまでの時間つぶしに山乗渓谷から直ぐ近くにある津黒山に登ってみた。
つぐろせん
登り:55分(東登山口から)
下り:32分(東登山口まで)
累計:1時間30分
標高差:215m
累積標高差:249m
中央登山口には駐車場があるが、東登山口には駐車場が無いので路肩に停める。
展望東屋にあった鳥瞰図。 眼の前に大山が見える様だ。
登山口の駐車場に着いたので、登山靴に履き替えて東屋で展望を確認する。
京都ナンバーの車が来ており、既に登山道に入られている様だった。
今朝は岡山全体が霧に覆われていた。
今日は黄砂が酷く、肉眼では薄っすらと見えていた蒜山、大山は写真には乗らなかった。
さあ、登ろう!と登山口へ行くと、ここは中央登山口であり、予定の東登山口ではなかった。ここから登って東登山口で下るのもありだと思うが、2.3kmの林道歩きが嫌なので、予定通りに東登山口から登ることにした。
7時18分に駐車地を出発する。東登山口までは30m程の至近距離であった。
更に舗装された林道を走り、東登山口を見付けることが出来たが、駐車場が無い。
路肩の広い個所に適当に車を停める。
ヒノキの樹林帯の中、ササ原となっていたが、登山道のササは綺麗に刈払されていた。しょっぱなから中々の急登が続いた。
登山口には真新しい道標が立っており、この時点では林道歩きの時間しか見ていなかった。 2.3kmを30分とは時速4.6km/hのかなりの早歩きではないか。
24分にて尾根筋にある ”五合目”(標高1,060m)に着く。
樹種は小ブナに変わって来て、トラバース気味に尾根の下を歩いて行く。
32分にて ”ビューポイント”への案内があったので寄り道してみる。
五合目からは尾根筋の穏やかな道となって来たが、ササ(竹?)の背丈が3mを超すようなって来た。登山道は綺麗に仮払いされていたが、背の高いササの影響で展望が得られなかった。
”ビューポイント”は確かに360°の大展望であったが、
蒜山、大山への遠景は黄砂でシルエットしか見えなかった。
反面、近景は良く見えており、これから登る ”津黒山”もしっかり望めた。
南西方向には遠く ”毛無山”等が見えていると思われるが同定は出来ていない。
”八合目”からは下りとなり、鞍部に向けて下って行く。
37分にて ”八合目”を通過する。
鞍部から少し登り返すと大きなブナの木が出て来た。
鞍部近くで山頂から下って来た京都ナンバーのハイカーと出会う。ふと足元を見るとビーサンを履いているではないか。ササの切り口を踏むとビーサンでは簡単に貫通してしまうと注意すると、彼は5月の大山もこれで登ったらしい。
人の事は言えないもので、おいらも若い時にぞうりで40日間の徒歩旅行、西表島横断をしていたのだった。
ブナの木の下には訳の判らない道標が立っていたが、行くか行かないかは下山時に考えることにする。これまで登山道のササは刈払いされていたが、ここから先はまったく刈払いされておらず、ササのトンネルを藪漕ぎ気味に進むことになる。
ササの藪漕ぎトンネルを抜けると山頂への広い道となる。
55分にて ”津黒山”(1,118m)に着く。
ここも360°の大展望が得られているが、遠景は黄砂の霞で見えていない。
津黒山の山頂から中央登山道方向を見ると
背丈の高いササ原道と津黒山とそっくりなピークが見えた。
これは下り時間の案内板であるが、東登山口の方が10分程、楽な様である。
南方向には頑張って藪漕ぎすれば縦走出来ると言う ”白髪山”と ”山乗山”が望めた。
藪漕ぎ大嫌い人間なので、このササ原を縦走する気はまったく無し。
どうせ詰まらない物だろうが、30mの距離ならと行ってみる。
距離は近いが、更に過酷なササのトンネルが待っていた。
これが刈払いされていないササのトンネル。
ササのトンネルを屈んで抜けると広場に出た。
ブナの奇木への名前表示は無かったが、これが ”タコブナ”の木だろう。
足(?)の数の多さからこれが ”イカブナ”の木になると思う。
見ても見なくても、どうっちでも良いブナの奇木だった。
疑問に思うのだが、これも ”ネマガリ”なのだろうか?
ササの背丈さえ低ければ、大展望の登山道なのだが・・・
登山道から自車が望めると下山も終わりである。
何故かヒノキの樹林帯になると、ササは適当な背丈になってくる。
津黒高原スキー場のゲレンデ最上部から見た北方向の展望。目を凝らせば蒜山が見えています。